老人施設の超高齢者に学ぶこと

この写真は、今日訪問した老人施設のエントランスに置かれている、熱帯魚の水槽です。

熱帯魚の水槽を置いている施設は多く、おそらく、鮮やかな色彩の魚達が泳ぐ姿を見て、入居者やそのご家族が心癒されるように配慮できたり、施設のイメージを視覚的に明るくするためなんだろうなと思います。

私は、お部屋の中に居なくてはいけない老人達を訪問するほうなので、鑑賞魚が泳ぐ水槽をみると閉塞感を感じてしまいます。実際、どこの施設でも、水槽の前で立ち止まったり、見入ったりしている老人を見た事がありません。

今日もこの水槽の近くの長椅子に腰掛けて、105歳と102歳の超高齢御夫人達が、ニコニコ談笑されていました。大きな声で。どちらも私の患者様です。

お二人とも自室にとどまることなく、お部屋からお散歩?に出かけられるため、訪問しても不在が多く出会うのに大変です。そして少々しんどくても、痛くても愁訴を口に出されず、常に笑顔です。体調を少し崩しされても、しっかり休み、体調管理がお上手です。驚く速さで復活されます。そして、出されたお食事を、感謝の言葉を発しながら良い姿勢でニコニコ食べておられます。

こういう方々の日常の行いに、究極のアンチエイジングの秘訣があるのだろうなぁと、毎回思い知らされます。若さと免疫力を維持する生き方が大事ですね。

「あ〜しんど、あ〜しんど」と今日もついつい言ってしまいましたが、自分を慰めているようで、実は老いに向かう呪文のような言葉なので、言わないように気をつけたいものです。

5月5日

4月に投稿した大枝垂桜の木です。

力みなぎる美しい緑色の葉をいっぱいつけて大きな日傘のように包み込んでくれています。

皆様5月5日はいかがお過ごしでしょうか?

外国人観光客だらけで、京都はわちゃわちゃしています。

この枝垂桜も外人さんに大人気で桜の頃は大混雑でした。

今は無人に近いです。本当は桜の後も次々魅力的な季節の変化が味わえるのに。

人間も花盛りと言われるお年頃だけが美しいわけではありません。

私の美容医療では、シニア世代の美しさを導き出すことがテーマであり

力を入れています。自分が還暦なので自分を常に実験台にしています。

ところで、5月5日は「立夏」です。

春の気が終わって爽快な夏の気が立ち始める日であり、暦では今日より夏!です。

「あ〜しんど」というとさらにしんどくなるんですよね。

「今日も元気だ」というとエネルギーが沸く感じしませんか?

私は言霊の力って本当にあると思ってます。

「若返る」というと細胞はきっと生き生きするはずです。