
京都の街の色んなお宅の訪問診療をしていると、このような素敵なしつらいに出会う事があります。今日訪問したお宅の、この美しい兜の置物に目を奪われてお写真撮らせていただきました。
室礼は、季節や行事に合わせて室内空間をふさわしく整えることで、日本人の感謝やおもてなしの心を表現する文化で、日本独特の美意識の高さを感じます。
空間を整えると、自分の心も整い、きっと身体全体も整うのでしょうね、そういう暮らしをされてきた方は超長寿の方が多く、年齢を重ねて、動きにくくなり、活動量が減っても、美意識の高い生き方をされてきたからか、所作や表情は美しいままです。
美しく老いるヒントを得て、私も「しつらい」を実行しようとするのですが、その前のお片付けで挫折してしまいます。でも一角だけでも綺麗にしてみよう!
外を見れは、多国籍民族が、季節感のない装いでどこもかしこも喋りながら歩いている、京都の街並み。だからこそ受け継ぎたい「室礼の美学」、、、です。